Mar 10, 2012

『IN TIME』と『Extremely Loud & Incredibly Close』をみました

先日、ふたつの映画を見てきました。

一本目は『TIME』です。


あらすじをかるく。
25歳になると人類の体の成長は止まり、そこからは自分の時間がなくなると死ぬという世界。私たちの世界での「お金」が「時間」になっている世界です。豊かなものは莫大な「時間」を所持し、貧しいものは毎日の労働でわずかな「時間」を稼ぎながら、その日暮らしの生活を送るといった感じです。貧しい生活を送る主人公のウィル。彼はとあることで100年という莫大な時間をある男から授かります。

普段こういう種類の映画はあまりみないのですが、宣伝がすごくよかったのでみてきました。おもしろかったです。ただし、何点か「あれ?」と思った箇所がありました。ウィルの父親は誰(どんな人物)だったのか。そもそもなぜタイムキーパーたちはあそこまでウィルを執拗に追ったのか(おそらくここに何らかの形でウィルの父親が関係してるのでは、と思います)。そういうところをもうちょっと詳しく描いてくれてればもっと楽しめたんじゃないかと思います。

まさに「時は金なり」な世界。でも、本質的には現代社会と何ら変わりない世界なんですよね。お金という実体があるものか、時間という形のないものなのかの違いだけで。少数の裕福な層が存在する一方で、多くの貧困労働者層がいる。
なかなかおもしろかったです。


続いて『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』


これは前々からみたかったこともあり、かなり楽しめました。
まぁ、トム・ハンクスとスティーブン・ダルドリーのタッグということもあり、ハズレにはならないだろうなとは思ってましたが。

9.11のときに父親を亡くした少年の心の葛藤を描いています。ひょんなことから亡き父親が残した謎の鍵が入った封筒をみつけたオスカー少年。その封筒には「Black」という名前だけが記されていました。そして、その鍵に合う鍵穴を見つけるためにニューヨーク中のブラックさんに会いに行くと決めたオスカー。

正直に言うと、前半は少し退屈してしましました。しかし、後半の巻き返しがすごかった。気づけばウルウルしていました。大切な人を亡くした際に、その事実とどう向き合い、それを受け入れるのか。いい映画でした。

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