ジョン・キム氏の『媚びない人生』読了しました。
この本を買おうと思ったきっかけは、ツイッターです。僕がキム氏をフォローし始めたのはたしかまだツイッターをやり始めて間もない頃でした。そして、先日、氏の告知RTをみて本書の存在を知りました。
正直に言うと、最初は、
「氏はおもしろそうな人物だけれど、どうせ自己啓発の類の本だろう。」
「まぁ、発売日に本屋においてあれば、買おうかな」
ぐらいの心持でした。そんな勢いで赴いた書店で奇遇にも本書を見つけました。
いわゆるビジネス本、自己啓発本があまり好きではない僕ですが、本書はまさに目から鱗といいますか。とても多くのことを再確認、そして学びました。 僕にとっては、間違いなく今後何度も読み返すであろう一冊です。
「なにが他のビジネス本とは異なっていたのか。」と考えてみると、もちろん氏がすばらしい人物だという点もありますが、加えて氏が日常的に僕の年代(大学生)に教えているという点が大きかったのではないかと思います。若者と真摯に向き合うことで、若者をうまくわかっているといいますか。
大学生だけではなく、若者であれば何かしら学ぶことができる一冊だと思います。
備忘録の意も兼ねて、素晴らしい言葉のいくつかを載せておきます。
「従順な羊ではなく、野良猫になれ」
「知ったふりをするのは、「他者への欺瞞」であると同時に「自分自身への侮辱」でもある」
「孤独な時間、自分と向き合う時間こそ、絶対に確保するべき時間なのだ」
「とにかく、自分の無知に気づいたら、問いに落とし込んで、相手にぶつけてみることだ。」
「2割話し、8割聞く」
「違和感を大事にしてほしい。その意識は、自身のクリエイティビティを大いに刺激してくれるはずである。」
「過去から見た今の自分は常に成熟した自分であるように。未来から見た今の自分は、常に未熟であるように。」
素晴らしい一冊でした。